Yahoo! やGoogleの検索結果上位表示には古いドメイン(オールドドメイン)ほど有効だと言われており、オールドドメイン販売会社が日本でも増えてきました。
また、オールドドメインからの被リンクアップを主体としたSEO会社も多くあります。
しかし、全てのオールドドメインが有効な効果を持っているわけではありません。
SEOの一環としてオールドドメインを購入したほうが良いか?
オールドドメインを買う場合の注意点は?
オールドドメインの購入、オールドドメインを利用した被リンクアップSEOの導入にあたって考慮したほうが良いポイントを挙げます。
ドメインの登録経過年数
ドメインがいつ登録されたか、登録後何年経過したかということ自体にはほとんど価値を見出すことはできません。
ただし、インターネット創世記以前に登録されたものは、ドメイン名に使われている語句の希少価値が高い可能性があります。
今では絶対に取れない!という語句を使っているドメインで、ご自分のサイトにぴったりなものがあれば、購入したほうがよいですね。
そのドメインが過去にどのようなホームページを掲載してきたか、今までの歴史はチェックすべきですが。(詳細は、後述します。)
ドメインのインデックス経過年数
ドメインがGoogleにインデックスされてから何年経過しているかは、重要なポイントです。
Googleにインデックスされ続けてきたということは、裏を返せば、サイト品質管理基準に違反していない、つまり、スパムサイトと認定された経歴がないドメインだということ。信頼性の高いドメインだと言えるのです。
検索エンジンは「ドメインの信頼性」を評価します。
ドメインの信頼性を判断するポイントをいくつかあげてみます。
パーキング中のドメイン
ドメイン取得後、ホームページ公開準備が整うまでは運用をせずに確保しておくことができます。
これをドメインのパーキングと言います。
パーキング中のドメインは、コンテンツも無く、バックリンクもほとんど無いはずですよね。このような状態ではドメインの信頼性を確立・維持することはできません。
パーキング状態のドメインは、例え何年経過していようがプラスの要因は期待しない方が正解です。
インデックス落ちしたドメイン
登録年月日が古いオールドドメインだとしても、検索エンジンのインデックスから外れてしまったドメインや、被リンクが無くなってしまったドメインでホームページを公開したと場合、検索エンジンは、全く新規のホームページと同じとみなします。
よほどそのドメイン名の語句に魅力が無い限り、新規取得ドメインと差はないと理解しましょう。
ドメインの過去
オールドドメインは過去に何某かのホームページを掲載していた可能性が大です。
今までに検索エンジンのサイト品質基準に違反しペナルティを受けていないかを確認するのが安全です。
インデックスからの削除などペナルティを受けたドメインは、どんなに古いオールドドメインでもメリットが減ってしまいます。
被リンク年数
Googleのインデックスとランキングにおいては、被リンクは重要な意味を持ちます。この点、被リンクの古さ、つまり、長年継続的に被リンクを受けているかどうかはランキングに影響を与える要因であることは間違いありません。
- ドメインのインデックス経過年数は?
- 継続的にインデックスされてきたドメインかどうか?
- 検索エンジンのサイト品質管理基準に違反した履歴がないかどうか?
- インバウンドリンク(被リンク)の年数が長いかどうか?
- Tips!
ドメインエイジングプロセスを早めるヒント
ドメインを新規取得するにあたっては、3年以上は同じドメインを使い続ける決意を持った方が良いです。
取得後すぐに、自社サイトのサイト準備中ページを作成し公開してしまいましょう。
会社名、商品名、サービス内容など、基本情報をできるだけ多く入れ込んだ準備中画面にしましょう。
たとえ1ページの準備中画面であっても検索エンジンクローラーが巡回してくれれば、これにより、ドメインエイジングプロセスをスタートさせることができるからです。
その後、10ページ程度で良いので、自社のサイトをなるべくすみやかに公開し、ページランク4以上のサイトからの被リンクを数件確保します。
グーグルのページランクが高いサイトからのリンクを早期に得ることができれば、あなたのサイトがより早くグーグルにインデックスされる可能性が高まります。
2010/08/26