2010年7月8日、Googleは電子書籍を販売するGoogleエディションを、北米で今年の夏、日本では年明けにスタートすると発表しました。
Googleエディションの特徴は、iPadなど特定の端末に依存せず、PCやスマートフォンなどウェブブラウザ搭載の端末から閲覧、購入できることと、Google以外のサイトからでも購入できるオープンさ。
書籍の本文を検索できるGoogleブックス(書籍全体の約20%が閲覧可能範囲)を閲覧して、最後まで読みたければGoogleエディションで購入するという仕組みだそう。
「本屋で自由に書籍が買えるという環境を、電子書籍でも実現していく」(Google USA談)。
まさに、リアル社会がバーチャルの世界にも同じように再現されることになる。
また、電子書籍が紙の本にとって代わるということではなく、その時代、時代で便利な方法で書籍マーケットが成長してくれればよいとの考えだとか。ネットの世界は、常に便利なものを追及し続け、進化していくのですね。
出版社を通さずに著作者が直接販売できるようになることも便利ですし、出版社のサイトやオンライン書店など、GoogleエディションをGoogle以外のサイトからも購入できる仕組みも作るそうです。
まずは、今年の夏の北米の様子を注意深く見てみることにしましょう。
2010/07/12 12:25