SEOについての情報やアドバイスが氾濫していますよね。
本当に効果的なSEOとは何か?
この点、改めて考えてみましょう。
本当に効果的なSEOは、「短期的な対策ではなく、長期的な効果が期待できる」ものです。
特に、ウェブサイトをビジネスに活用している方々にとって、長期的なSEO効果は非常に重要だと考えます。
長期的な視野でSEOを考えることで、一時的な流行りに流されることもなく、安定的に正しい方向性を進み続けることができるのです。
SEOの最終的な目標は、アクセス数をアップし、コンバージョン率をアップさせること。
つまり、問合せや購買申込などのアクションを取ってくれる人をできるだけ増やすことです。
検索結果上位表示自体が最終的な目標ではありません。
長期的な視野に立ったSEOを実施することで、検索結果上位表示はおのずと達成されます。
キーワード強化策に時間と労力を割く前に、まず、自社サイトの信頼度を高めるにはどうしたらよいかを考えましょう。
信頼性は、数日で確立できるものではありません。
時間をかけて、じっくりと醸成していかなければならないものだということを、まずは、肝に銘じましょう。
では、SEOはなぜやらなければならいの?
買いたいものだったり、ビジネスの情報だったり、目的を持って情報を探している人にサイトを見つけてもらいやすくする工夫。
これがSEOの本来の目的です。
極端に言ってしまえば、SEOはやらなくてもよいのかもしれません。
けれど、これだけ沢山のウェブサイトがある中、SEOしていないサイトは、誰の目にもとまらない離れ小島のような存在になってしまいます。
離れ小島の私のイラスト、ご興味のある方は、本サイト内「SEO講座」のページを見てみてください。
調査と分析から始める
何事も、まずは、現状調査と分析からはじまります。
SEOも同じこと。
自社ビジネスに適したキーワードか?
それらのキーワードで検索しているユーザ数は?
人気キーワード、所謂ビッグキーワードか?
具体性の高いキーワードか?
これら四つのポイントをもとに、キーワードリストを作成しましょう。
キーワード調査分析ツールは、インターネットで簡単に見つけることができますので、使いやすいものを探してみるのが良いですね。
戦略とプラニングは慎重に
SEOで達成すべきビジネス上の目標と、目標達成までの期間を明確化しましょう。
これら二つをじっくりと考えることが、二つ目のステップです。
売上を一定レベルまで伸ばすことが目標かもしれませんし、オンラインコミュニティでの存在感アップかもしれません。
戦略は、どのようなコンテンツを作るか、新しい情報をどのくらいの頻度で自サイトに掲載するか、自サイト外への情報は、何を、どのような頻度で配信するかなどを左右する重要なポイントです。
ウェブマーケティングの戦略とプランニングを怠ると、これから先に説明する全ての努力が無駄になってしまいますので、慎重に。
コンテンツ制作はキーワードリストと戦略に基づいて
コンテンツは、訪問者が求めている情報でなければならないということはお分かりですよね?
あなたのサイトで求めている情報が見つからなければ、ユーザは別のサイトに探しに行きます。
このため、コンテンツ制作にも十分な時間と労力を注がなければなりません。
ステップ1で作成したキーワードリストとステップ2で考えたウェブマーケティング戦略に基づいて、コンテンツの設計図作りから始めましょう。
今の時代、自社サイトだけでなく、別のルート(例えば、twitterやソーシャルメディア、メールマガジンなど)で配信するコンテンツも考慮しましょう。
「SEO的なコンテンツをどうやって作ればよいかわからない!」
という方は、SEOの経験が豊かなライターや実績のあるSEO会社に相談するのが良いです。
費用を払っても、SEOをきっちりと意識したコンテンツ作りをするべきです。
役立つ情報
ためになる情報
必要とされている情報
これら三つのポイントを、最も適切なキーワードを使って、適切な含有率で書かなければなりません。サイト訪問者が申し込みをしてくれるか否かの分かれ目です。
外部施策は地道にコツコツと
言わずと知れた、被リンク獲得も、努力が必要です。
ある意味人間にも通じることだと思いますが、単独でポツンと存在しているサイトより、人気の高いサイトのほうがSEO的に有利です。
多くのサイトがあなたのサイトにリンクしてくれるということは、あなたのサイトが人気のあるサイトと評価されるからです。
最近の検索エンジンアルゴリズムは、自然発生的に獲得した被リンクか、機械的に大量生産された被リンクかを判断します。機械的に大量生産された被リンクは、検索エンジンスパムと判定されてしまう可能性がありますので、要注意!
自然に被リンクアップを目指すには、
自社サイト内の関連のあるコンテンツから他社サイトにリンク設定したり、
ソーシャルメディアを通して、他サイトとの交流を深めたり、
ブログの書き込みに対してお礼を書いたり、など、など。
まさに、人間同士の交流と同じような方法を地道に続けていくのが重要です。
競合分析で学べることは多い
競合サイトは積極的に分析しましょう。
競合サイトが重視しているキーワードは?
競合サイトのウェブマーケティング戦略は?
競合サイトはどうやって優良な被リンクをゲットしている?
上述ステップ1、ステップ2を応用すれば、分析できるはずです。
競合分析の結果、自社に欠けているものがあれば活用しましょう。
消費者の生の声や業界についての感想などは、twitterやソーシャルメディアを活用するのが便利です。まだお使いでない方は、ご検討を。
フォローアップ無しでの発展はない
セミナーなどいろんな場所でご説明している通り、SEOはフォローアップが必要です。
一度やってそれで終わりというのでは、ダメ。
今までの努力が無駄になります。本当です。
効果的なSEOを長期間にわたって維持するためには、
常に、新しいコンテンツ制作(新しい情報の提供)すること、
SEO効果測定、
を継続的に実施し、改良を重ねていかなければなりません。
ビジネスが忙しいなど、様々な理由でコンテンツ制作やSEO効果測定を継続的に実施できないのであれば、それをやってくれるSEO会社と契約してください。
Try → Learn → Modify → Learn …
試して→学んで→軌道修正して→学ぶ…
この循環なしに、効果的なSEO効果を維持することはできません。
まとめ
近視眼的にならずに、長期的なSEO効果を得るためには地道な努力が必要です。
冒頭にも記しましたが、SEOは検索結果上位表示が目的ではありません。
あなたのサイトと閲覧者の間の信頼関係構築を最優先事項としてSEOをとらえてください。
適切なSEOをしていれば、検索結果上位表示はついてきます。
適切なSEOをすることで、「探している人に、探されやすいサイト環境」を整えましょう。
探している人に探されやすくなれば、御社サイトのファンが増えます。
急がばまわれ。
ガンバリマショウ
2010/09/24