外部ブログについて


アメブロやライブドアブログなど原則的に無料で使えるブログも有効に活用できます。

これらのブログにはご存知の通りRSS機能が実装されていますしブログごとに独自のコミュニティも提供していますから検索サイトでの検索機能だけに依存するよりも密度の濃い潜在顧客との接触が期待できます。私自身もオフィシャルサイトオフィシャルブログの他に無料のブログサイトを利用しています。

しかしブログを集客に活用するにあたってはいくつか注意しなければならないポイントがあることも事実です。

仕事柄様々なブログを拝読いたしますが改良の余地が多分に残されているブログがほとんどです。

代表者ブログを改良するポイント

ひとつ目のポイントは記事内容の薄さを改良することです。

誰もが知っているようなセレブリティならいざ知らずそれほど有名ではない社長さん。「今日は○○でランチしてきました」などと美味しそうな料理の写真と短いコメントを書かれても読者の共感を得るのは難しいのではないでしょうか。美味しいレストラン情報は魅力的でしょうがあなたの生活を知りたいとは思っている人はそれほど多くないと思います。

代表者が会社の広告塔としてブログを活用するというのが目的ならそのブログは会社に対して何某かの付加価値を与える役割を果たすべきです。(もちろんそのブログが完全に個人の日記を公開するだけの目的であるのなら話は別ですが。)前述の通りブログを介しての交流から生まれる「繋がりの感覚」は一般的な検索結果から得られるものよりも強くその分読者はブログ筆者に対して親近感を覚えます。この親近感の強さを会社またはブランドに誘導し会社やブランドに対する付加価値強化や顧客信頼度の獲得につなげるほうがはるかに有効だといういことを理解してください。

ふたつ目のポイントはテーマが散逸にならないように注意すること。

オフィシャルサイトで説明しきれない情報を多面的に補足するのがブログの役割だと考えていただくのが良いです。例えばオフィシャルサイトでは製品特性のファクトを論理的に説明しているとします。提供しているサービスのクオリティーを誤解無く閲覧者に向けて説明しているということでも良いです。オフィシャルサイトは商品やサービスにまつわる事実=ファクトを提供することでサイトの信頼性が高まります。

これに合わせてブログで商品やサービスにまつわる感情的・感覚的な部分すなわち消費者の満足度に繋がるポイントを訴求することでオフィシャルサイト+ブログで多面的なメッセージ訴求が可能になります。

世の中にある商品の多くは商品特性が似ているものです。今まで市場にはなかった画期的な商品やサービスというのは数少ないものです。商品特性が似ているものを選択して購入するときの決め手は何か?想像できますか?

最終的に商品選択を決定するのは消費者の「感情」です。「商品に対する思い入れ」と言っても良いかもしれません。私が20年ほど勤めていた広告代理店ではこの点を「エモーショナル・アタッチメント」と呼んでいました。感情的・感覚的な思い入れと言うような日本語になると思います。コンベンショナル・アドバタイジングではテレビ広告の動画やナレーションのボイスクォリティを活用して消費者のエモーショナル・アタッチメントの強化を図ります。インターネット広告でも動画活用も可能性が無いわけではありませんがそれよりも社長ブログスタッフブログの方がエモーショナル・アタッチメントの強化に有効に活用できるのです。

特に「社長ブログ」「代表者ブログ」を書いていらっしゃる方々オフィシャルサイト無しでブログだけで勝負しようとしている方々にはこの点を慎重に検討することをお勧めします。

ブログの効果を今まで以上に高めるためのヒントは他にもたくさんありますがビジネス内容ブランドのポジショニングなどによって個々に提案させていただくのが良いと思います。ご興味のある方はお問い合わせください。

消費者との繋がり強化メッセージ伝播効果を高めるためにブログ以外に活用できるのがSNS。twitterやfacebookGoogle+などです。

    おしまいに

    ここまでの情報は全て2009年後半から2018年前半の情報をもとに構成してきました。
    情報は生ものです。
    どんどん新しくなります。
    この「西智子のホームページのアクセスアップ講座」も更新しますが最新の情報は「ブログ」で発信していますので是非そちらもご利用ください。


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