多摩市で行政書士・社会福祉士の資格をもつ稲葉寛史さんはおひとり様の終活業務や、成年後見、家族信託などおひとり様に特化している為、細かなサポートがうけれます。
その中でも、死後事務委任契約について今回はお話ししてみたいと思います。
死後事務委任契約とは
死後事務委任契約 は、高齢者や病気の人など、自分で事務手続きができない状況にある人にとって、非常に重要な契約です。具体的には、遺族が手続きや手配に困らないように、契約者が生前に任命した代理人が、契約者の死後に手続きを行います。この契約を結んでおくことで、万が一の場合にも、契約者の意思に基づいた手続きが行われるため、遺族も安心して対処できます。
死後事務委任契約には、以下のようなメリットがあります。
- 代理人が手続きを行うため、遺族の負担が軽減される 遺族が手続きを行うことは、非常に煩雑な作業です。しかし、死後事務委任契約を結んでいれば、代理人が手続きを行ってくれるため、遺族の負担が軽減されます。
- 契約者の意思に基づいた手続きが行われる 死後事務委任契約を結んでいる場合、契約者が生前に決めた代理人が手続きを行うため、契約者の意思に基づいた手続きが行われます。このため、契約者が生前に望んだ通りの手続きや処理が行われるため、遺族も安心して対処できます。
- 遺産分割協議の円滑化が図れる 死後事務委任契約を結んでいる場合、代理人が遺産分割協議に参加することができます。このため、遺産分割協議の円滑化が図れます。

どのようなことを委任するか。
- 未払いとなっている医療費や老人ホーム・賃貸物件の家賃などの精算
- 通夜・告別式などに関する事務
- 菩提寺や墓石・永代供養に関する事務処理
- 行政への届け出など
以上のように、死後事務委任契約は、契約者や遺族にとって多くのメリットがある重要な契約です。契約を結ぶことで、万が一の場合にも、契約者の意思に基づいた手続きが行われるため、遺族も安心して対処できます。
リハビリ病院やソーシャルワーカーと死後事務委任契約
ソーシャルワーカーとは、社会福祉の専門職であり、社会福祉に関する相談業務や支援業務を行います。主に地方自治体や保健福祉センター、病院、介護施設、児童相談所などで働き、高齢者、障がい者、児童、家族、難民など、様々な人々の問題に携わります。また、ソーシャルワーカーは、地域や社会全体の福祉に関する提言や政策提言を行うこともあります。
よくある質問で、
Q】脳梗塞で救急搬送され、治療後リハビリをしている80代の患者様が、退院ができる状態になったのですが、配偶者及び子供がおらず、KPとなりえる方が誰もいないため、退院調整が進まないのですが、身元引受人として対応することはできませんか? 例として
こんな場合【A】患者様ご本人に、契約する判断能力があれば、死後事務委任契約及び生前委任事務契約、任意後見契約をすることによって、第三者でも患者様の身元引受業務をすることができます。 緊急時の電話対応や、患者様が亡くなった場合に備え、上記の契約を準備することにより、本人も周りの支援者の方も安心してもらうことができると思います。
今回は死後事務委任契約についてお話していますが、
その他にもケースによっては下記契約をあらかじめしておくと、
代理人が続きを行うことができる制度があります。
・見守り契約
見守り契約は、高齢者や障がい者など、日常生活においてサポートが必要な人たちに、見守りサービスを提供する契約です。契約者の生活状況を把握し、必要に応じて、食事や入浴、排泄などの援助を行うことができます。また、契約者が緊急時に困った場合には、直ちに対応することもできます。見守り契約は、契約者の安心安全につながる重要な契約です。
・定期訪問業務
定期訪問業務は、高齢者や障がい者の生活支援につながる重要なサービスです。定期的に、契約者の自宅を訪問し、健康状態や生活状況を確認することができます。必要に応じて、食事や掃除などの援助を行うこともできます。定期訪問業務は、契約者が安心して生活できるように、サポートを提供する重要なサービスです。
・財産管理契約
財産管理契約は、高齢者や障がい者など、自分で財産管理ができない人たちにとって、非常に重要な契約です。契約者が、自分の財産を管理する代理人を任命することで、契約者の財産を守り、適切に管理することができます。財産管理代理人は、契約者の財産を管理する権限を持ち、契約者の代わりに、財産に関する手続きや管理を行います。財産管理契約を結んでおくことで、万が一の場合にも、契約者の財産が守られるため、契約者も安心して生活できます。
・任意後見契約
任意後見契約は、高齢者や障がい者など、自分で意思決定ができなくなった場合に、代理人を任命する契約です。契約者が、自分の代わりに、生活や医療に関する意思決定を行う代理人を任命することで、契約者の意思に基づいたケアが行われます。任意後見契約を結んでおくことで、万が一の場合にも、契約者の意思が尊重され、契約者も安心して生活できます。

契約に関するご相談は
稲葉寛史さんは、社会福祉の資格もお持ちなのと、ケアマネージャーとして実務も経験していらっしゃるからこその入居者様のお困りごとや、施設側の対応もよくお分かりですので、
お客様のお困りごとに対して、しっかり対応してくれます。
是非、多摩市で行政書士事務所をお探しの方は、稲葉寛史行政書士事務所をにご相談してみてはいかがでしょうか。