『WEBデザイナの卵』に頼る危険性~ソースの寿命

検索結果で上位に表示されるにはどうしたらよいか?

重要なのは、検索結果で「上位表示させる」ではなく「上位表示される」ためにホームページをどう作るのがよいかということです。

検索順位を決めるものを理解する~検索結果上位表示「される」ために

検索結果の順位は、GoogleやYahoo!などの検索サイトがもっている検索エンジンのロジックによって決まります。

検索エンジンのロジックは、あくまでも、「閲覧者にとっての使いやすさ向上のため」に改良されていきます。検索している人が、探しているサイトに辿りやすくするための改良です。ですから、「今の」検索エンジンのロジックを解析してホームページを作り込んでいかなければなりません。

加えて、上述の通り、検索エンジンのロジックは常に改良・進化しているわけですから、それに合わせて、ホームページのソースも改良し続けなければなりません。

デザインへのこだわりや、制作会社への作業費用を抑えるという目的から、「ホームページが作れる知人」に作業をお願いするケースがあります。

人間の視覚を満足させるだけであれば、何の問題もないのですが、検索結果上位表示されるホームページを求めているのであれば、うまくいかない可能性が大きいと言わざるを得ません。

ソースの寿命は、1~2年

Yahoo!やGoogleのクローラーは

  • シンプルなソースの記述を好みます。
  • htmlとcssは、W3Cの文法に準拠しているほうが良いです。
  • テーブルレイアウトではうまくクローリングしてもらえない可能性が高くなります。

デザインの寿命は、5~6年

人間の視覚にアピールするためのデザインは、おそらく5~6年程度は同じでも良いと思いますが、ホームページのソースは、1年~2年ごとにバージョンアップしていく必要があると思います。

1~2年という短いスパンで最新のソースに書き換える作業をするには、やはり経験豊かで、最新の検索アルゴリズムに精通した人に作業を依頼するのが良いと思います。

「ホームページを作れる」とか「そのくらいの作業ならできます」というデザイナーのたまごさんがホームページを作ったり、改訂したりすることで、ソースの記述が複雑になる可能性もありますよね。
htmlとcssでサイト構築するのがあたりまえになっているのに、今でもテーブルレイアウトで作ってしまう人もいます。

私としては、もったいない話だと思います。
まずは、より多くの人にホームページを見てもらうことが大切だと思うからです。

2010/03/12 15:58