検索エンジンスパムサイト、迷惑サイトを検索結果上位表示させなくするためのアルゴリズム変更を実装したことを、2011年1月21日Goolgeが発表しました。
Googleは、検索者が探している情報を正確に検索結果表示画面に表示させることを目的としています。
今までもずっと守られてきたポリシーで、Googleはこれからも質の低いスパムサイトを排除する方針を強化し続けていくと明言しています。
Google対策、Yahoo!対策など、SEOを研究していらっしゃる方は沢山いらっしゃいますよね。
様々な機会で申し上げている通り、ナントカ対策SEOというのは基本的に考えない方が良いと思います。
それよりも、ホームページを公開する目的は何か?何を伝えたいか?を考えるほうが良い。
確かに、こまごまとしたことに注意を払う必要はありますが、SEOで一番重要なのは、コンテンツ(=伝える内容)が一番大切だと考えてサイトを作ると言うこと。
これが、Googleフレンドリーなサイトの作り方の基本であることを忘れてはいけません。
今回導入されたスパム排除のアルゴリズム変更の内容をお知らせします。
ご参考になれば幸いです。
アルゴリズム変更の内容
ドキュメントレベルを分類する機能の強化で、個別ページを今まで以上に的確に評価する。
例えば、以下の機能が強化されました。
- 不自然な言葉の繰返しや羅列ならびに恣意的な売り込みブログ投稿
- スパムの目的で第三者によって改ざんされた可能性のあるサイト
- 独自性の低いコンテンツ所謂コピーサイトなどを的確に評価する
キーワード検索の結果表示画面から閲覧した先が、的外れなサイトや情報の少ないサイトだったりすると、ムッとすると言うかがっかりするというか…皆さんも同じではありませんか?
今回のアルゴリズムチェンジは、このようなサイトを上位に表示させない(言い替えると、下位に押しやる)ものです。
私、個人的には嬉しい限り。
Matt Cutts氏は、今回の導入は極めて集中的なもので検索の2%強が影響を受けるだろうとご自身のブログに書いています。
検索結果表示が0.5%にも満たない程度の変更でもその変化は十分認識できるものだとされていますので、今回のアルゴリズム変更は沢山の方が実感することができるはずです!
コンテンツファームや質の低いコンテンツのサイトについてもGoogleにさらに強いアクションを望むユーザの声も多いらしい。このエリアでも今まで以上に機能アップされるのも遠くはないと思います。
「ユーザにさらに明確なフィードバックを返すこと」のためのGoogleの企業努力はこれからも続くそうです。
ウェブスパムの定義
- 検索結果に表示されるジャンクで、内容を伴わないサイトであるにもかかわらず検索エンジンを騙して上位表示させるサイト。
- 検索エンジン品質ガイドラインを抵触するサイト。
Google広告を導入しているサイトに「甘い」というのは誤解
Googleは、きっぱり、ハッキリ、断言しています。
原文に忠実に書いてみます。
- サイトがGoogleの広告を掲載しているか否かに関わらず、Googleが定める品質ガイドラインに違反するサイトに対しては強固な措置をとります。
- Google広告を掲載していること自体は、サイトの検索結果上位表示に一切影響しません。
- Google広告を買っても、Google検索結果の順位が上がることはありません。
どうぞ誤解の無いように。
2011/02/01