Googleが目指すもの

ホームページやブログの収益率をアップする、つまり、儲けるためのサイトを構築するには、テクノロジーの進化だけを意識するのではなく、ホームページやブログで何を伝えたいか、どうやって閲覧者にアピールするのが良いかという根本的な部分を考えていただきたいと感じています。

ホームページの収益率を高めるためにサイトオーナーの皆様やWebデザイナさん、ネットを活用しているブロガーの方々に役立てていただくことを目的として、セミナー開催やメルマガ配信をしています。

日本及び海外の検索エンジン動向情報や技術情報の収集は今までもずっと行ってきましたが、私のセミナーやメルマガでは、技術的な知識のない方々にも、根本的な事柄を解りやすく説明しなければならないと考えています。

Googleが目指すもの

それは人工知能です。 検索者が探している情報により近い情報を、より正確な順位で検索結果として返すにはどうすればよいか。 検索エンジンチームはこの点を日々考えているのです。

Googleの公式ブログの「言語判断能力の改良」という記事の中に、「子どもでさえたやすく判別できることをコンピュータに判断させるためのプログラムを書くことは至難の業だ」という記述がありました。

Yahoo! Japanも業務提携を決めたGoogleの検索エンジンは、検索結果表示を人間の判断に近づけるための改良を続けています。今に始まったことではありません。

SEO会社やSEOの専門家は、とかく頭でっかちな情報戦争に陥りがちな傾向が顕著ですが、一旦立ち止まって対処療法的SEOテクニックを見直してみるのが良いと思っています。

サイトオーナーの至上命題は、訪問者に有益な情報を提供すること

上述の通り、国内外どの検索エンジンも「ユーザの利便性向上」を目指し、「有益な情報をビジター(訪問者)に提供するサイトか否か」を判断基準して検索結果順位の改良に努めていることを、サイトオーナーの方々にはしっかりと認識していただきたいです。

自社サービスや自社商品が閲覧者にとって有益なものだということを、訪問者が不安になったり混乱したりしない解りやすい方法で提供することができるホームページが必要です。

「何が売りなのか」、「自社の優位性は何か」は、サイトオーナーだけが決められることなのです。

Web制作会社やWebデザイナ、SEO会社は、サイトオーナーのビジネスの目標をよりよい方法でインターネット上に存在させる手伝いをしているにすぎません。

昨日の常識が今日の非常識という流れについていくということ

SEOにハマってしまうと技術的なことに意識が集中しがちですが、テクニック情報自体はすぐに、古くなってしまいます。 昨日の常識が今日の非常識と言っても過言ではありません。

事SEOに限って言えば、非常識なテクニックによって検索結果の大幅下落や検索結果からの抹消といった状況に陥ってしまうことも珍しくありません。

「そんなに目まぐるしく変わる情報には着いていけない。どうすればよいのでしょう?」 当然の疑問ですよね。

冒頭の「Googleが目指すもの」に書いたことを思い出してください。

コンピュータの判断力を人間のそれに近づけようとしています。本質的に質の高いサイト、見た目のきれいさだけでなく、情報のクォリティが高いサイトが原則的に上位表示されるようにすること。これこそが、Google検索エンジンチームが日々改良を重ねている理由なのです。

対処療法的SEOを採用するのであれば、その対策が短期的な対処療法だとはっきりと認識したうえで採用することを心がけなければなりません。

2010/08/18